母の死で思うこと

天国のような花畑


母が危ないと連絡がきた

母が他界しました。

「ザ・マジック」28日間のワークを無事終えた翌日、兄から連絡があり、急きょ母が入院している病院へ。

先月から入院していたことは聞いていたけれど、「新型コロナ感染防止のため面会ができない」と言われていたのと、すぐに行ける距離ではなかったため、自宅で待機していました。

それに、これまでも何度か入退院を繰り返していたし、今回も大丈夫だろう。
退院してから会いに行こう。

なんて思っていたのです。

今になって思えば、なんでもっと早く会いに行かなかったんだろう、という後悔ばかり。



私が到着したときにはもうすでに昏睡状態でした。


どうしても感謝を伝えたい!

もともと、母のことが嫌いだったけれど、潜在意識の書き換えをして、母を受け入れることができたこと。

そして、今回28日間続けた感謝のワークで、両親のありがたさを心から感じられたこと。

そんな中での出来事だったので、最後にどうしても感謝を伝えたかった



最初の2日間は呼びかけても全く反応はなかったのですが、3日目の朝、少しだけ目を覚ましたのです!

ここぞとばかりに母に呼びかけ、何度も「ありがとう」「ごめんね」と伝えました。

母は朦朧としながらも「うん」と言ってくれた。


父が亡くなった時に何もしてあげられなくて後悔したのに、今回も結局“失わないと分からない”ことが情けなくて、成長しない自分に腹が立った。

涙のしずく


失って初めて大切さに気付く

私の人生にこれまで何度も何度もやってきた試練。

当たり前にあるものを大切にできていない限り、「失って後悔する」が続くのだと思う。



そして何年かぶりに帰った実家。

広い家に一人で寝泊まりしました。

実家に帰れば必ず母がいたし、おまけに子供たちと離れて暮らすのも初めて。

毎日すごく寂しくて、「こんな広い家に母はずっと一人だったんだ」と思うと涙が出てきました。

そして「もう母の手料理が食べられない」ということに絶望を感じました。


あまりいい思い出のない故郷でしたが…

実家のある生まれ育った町から、現在はかなり遠い土地に移住しています。

故郷であまりいい思い出がなかったから、というのも大きな理由の一つ。


でも、今回久しぶりに帰って、会う人会う人みんないい人でした。

そう思えたのは、私自身が変わったからだと思う。



人間関係って、本当に「自分をうつす鏡」のよう。

他人のいい部分が見えるようになったのは、私が誰に対しても感謝の気持ちを感じることができるようになったからだと思う。

おまけに、感謝することによって波動が上がり、同じ高い波動の人たちが集まるからなのか。

「引き寄せの法則」が働いているのかも、と思うことがたくさんあります。



母が入院していた病院の看護師さんたちや葬儀場の方が、昼夜問わず一生懸命対応してくれて、本当に尊いお仕事だということを目の当たりにしました。

それに、これまでほとんど話すこともなかった兄と今回はじっくり話すことができて、「あぁ兄がいてよかった」と生まれて初めて思ったし。

数年ぶりに地元の友達にも会って、救われた気持ちにもなりました。



母が亡くなったことはとても悲しいのだけど、どんな経験からでも必ず学べることはたくさんあるということを、今回強く感じました。

そして、医療従事者の方たち、それを目指そうとするたくさんの若者がいるこの世界は、まるで天国のようだなって思います。




「ザ・マジック」の効果!?


今回、母の最期に心からの愛をもって立ち会うことができたのは、「ザ・マジック」の感謝の実践を続けていたからだと思う。

この28日間で習慣になった“感謝する”気持ちが、本当にいろんなところで役に立っているし、人生を良い方向に変化させていることを実感しています。

どんなに辛く苦しい状況にあっても、感謝できることが見つけられるようになりました。

以前は落ち込むことがあると、ひたすら沈んでなかなか上がってこれなかった。

でも今では落ち込んでいても、ほんのちょっとしたこと(ご飯がおいしいとか、友達とおしゃべりする)だけで、幸せを感じることができる。

すごく成長したような気分。



まだまだ試練は山積みだけど、“残りの人生を精一杯楽しむ”ことに決めた。



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